ILC=国際リニアコライダーの国内誘致の実現を目指す講演会が、盛岡市で行われました。岩手県ILC推進協議会が開催した8日の講演会では、物理学者でカリフォルニア大学バークレー校の村山斉教授が講師を務めました。

ILCは素粒子を光の速度まで加速して衝突させて粒子を測定する大型実験施設で、北上山地が建設候補地として挙げられています。

村山教授は、宇宙や人類の誕生に関わる研究を日本で行うことは意義のある取り組みだと説明しました。(カリフォルニア大学バークレー校 村山斉教授)
「宇宙の始まりで起きていたことっていうのを、実験室の中でやってみる。きょうお話しているILCっていうのも、宇宙の始まりをやってみる。そういう装置なんです」
村山教授は改めてILCの国内誘致のメリットを訴えました。