DeNA・藤浪晋太郎投手(31)が8日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円アップの8000万円でサインした(金額は推定)。
藤浪は今季、7月にマリナーズの3A傘下・タコマレイニアーズから3年ぶりに日本球界に復帰。シーズン途中の入団となったが、6試合に登板し、1勝0敗、防御率4.09をマークした。「途中から加入だったので少しバタバタした面はあったんですけど、最後の方が貢献できなかった部分は自分としては悔しいシーズンになりました」と振り返った。
来季からは相川亮二新監督(49)が指揮を執る。「バッテリーコーチとしてお話させていただく中で、データももちろん精通されてますし、戦略面においてすごい長けてる方だと思うので、話していてすごい楽しいですし、来年もいろいろお話しながら自分も貢献して、相川監督を胴上げできればなと思います」と話した。
交渉の場で球団からは「しっかり先発でまわって、チーム優勝に貢献してほしい」と声をかけられたという藤浪。プロ14年目となる来季へ向けて「先発で挑戦させてもらうということなので、少しでもイニング数をしっかり重ねていければ」。具体的な数字の目標は「200(イニング)と言いたいところなんですけど、現状、現代野球で200というのはなかなか厳しいと思うので、180くらいをしっかり目標に。それくらい投げられれば他の数字もついてくるんじゃないかなと思ってます」と意気込んだ。
■藤浪晋太郎(ふじなみ・しんたろう)
1994年4月12日生まれ。31歳。197cm・98kg。右投右打。大阪桐蔭高から2012年ドラフト1位で阪神に入団。高卒1年目で10勝を挙げると、3年連続で二桁勝利をマーク。23年1月に、阪神からポスティングシステムでアスレチックスに入団し、メジャーデビュー。同年7月にトレードでオリオールズに移籍。1年目は通算64試合の登板で7勝8敗2セーブ、防御率7.18。23年オフにFAとなり、メッツと年俸335万ドル(約5億円)の1年契約を結んだが、24年シーズンは右肩故障の影響もありメジャーでの登板機会はなし。傘下のマイナーでは33登板で1勝2敗1セーブ、防御率5.94、2024年12月にはプエルトリコでプレーし、6度の先発で20回2/3を投げ、0勝1敗、防御率は3.05、24奪三振だった。

















