長崎県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム事業に関する住民説明会が7日に川棚町で開かれましたが、県と反対住民との間で議論は平行線をたどりました。

地元住民向けのダム事業説明会に大石知事が出席するのは今回が初めてで、ダム建設に反対する住民と知事がおよそ3年ぶりに対面することになりました。

ダムに反対する市民団体は、設計の根拠となるデータに不備があるなどとして住民側が事業に納得しないと訴えましたが、知事は計画を見直す状況ではないと主張しました。

長崎県・大石賢吾知事「(Q・反対する13世帯との対話に含まれるのか?)きょう来て相談しているのを見ていただいたので、今までになかった動きかなと。コミュニケーションの一つではあると思います」

ダム反対住民・岩下すみ子さん「パフォーマンスですもんね。格好だけ。知ろうとしない。現状を知ろうとしない、格好ばかりで」

2032年度までのダム完成をめざす県は、反対住民の理解を得る努力を続けたいとしています。