■フィギュアスケート・グランプリファイナル(6日、愛知・IGアリーナ)

女子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)3位の初出場・中井亜美(17、TOKIOインカラミ)が銀メダルに輝いた。

25年世界選手権・金メダルのアリサ・リウ(20、アメリカ)が逆転優勝。SP5位の坂本花織(25、シスメックス)がフリー1位の演技で挽回し、銅メダルを獲得した。

首位のSP首位で、昨季ファイナル2位の千葉百音(20、木下グループ)は、2度のジャンプの転倒が響き、フリー6人中6位の総合5位で終えた。

中井は冒頭で3回転アクセルをしっかり決めると、スピードに乗り、伸びのあるスケーティングを披露。3回転ルッツの着氷で手をついてしまったが、ジャンプを次々と着氷。合計で坂本花織を上回り、表彰台が確定。初出場ながら日本勢トップの銀メダルを獲得し、来年のミラノ五輪代表入りへ、一歩近づいた。

【女子シングル結果(合計点)】
1)アリサ・リウ 222.49点(SP75.79点、FS146.70点)
2)中井亜美 220.89点(SP73.91点、FS146.98点)
3)坂本花織 218.80点(SP69.40点、FS149.40点)
4)アンバー・グレン 211.50点(SP66.85点、FS144.65点)
5)千葉百音 210.22点(SP77.27点、FS132.95点)
6)渡辺倫果 207.14点(SP70.68点、FS136.46点)