■フィギュアスケート・グランプリファイナル(5日、愛知・IGアリーナ)
GPファイナル、ペアのフリースケーティング(FS)が行われ、ショート首位の三浦璃来(23)、木原龍一(33)組(木下グループ)がフリー自己新となる147.89点の会心の演技を披露。合計225.21点で22年のトリノ大会以来、3季ぶり2度目の優勝を果たした。
シリーズ上位6組で争われたファイナルは、前日のショートを終え首位の“りくりゅう”ペアから6位まで6.25点と接戦に。
フリーの演技は、冒頭で3回転のツイストリフトを決めると、3回転トウループからの3連続ジャンプで、ダブルアクセルのあとに木原がバランスを崩し手をついてしまう。だが以降の要素では大きく取りこぼすことなく立て直し、スロージャンプも鮮やかに決め、安定した演技を披露した。後半も持ち味のスピードに乗り、3回転サルコウ、高さのあるリフトでも観客を魅了。ラストのスロージャンプで三浦の着氷が少し乱れたがしっかりとこらえ、最後まで滑り切った。
得点が出ると三浦は感極まり、木原の地元・愛知で見事2度目のファイナル制覇。五輪“前哨戦”を制したりくりゅうペアは、来年2月のミラノ五輪では、同種目日本史上初のメダル獲得に期待が高まる。
【ペア結果(合計)】
1)三浦璃来/木原龍一 225.21点
2)S.コンティ/N.マチー(イタリア)223.28点
3)M.ファビアン・ハーゼ/N.ボロディン(ドイツ)221.25点
4)A.メテルキナ/L.ベルラバ(ジョージア)211.53点
5)M.パブロワ/A.スビアチェンコ(ハンガリー)208.33点
6)D.ステラート デュデク/M.デシャン(カナダ)194.36点














