熊本県は、有機フッ素化合物が下水の汚泥に含まれているかどうかを調べる方針を明らかにしました。
今日(12月5日)の熊本県議会の一般質問で、県土木部の菰田武志部長は「国内の一部の下水処理場の汚泥からPFOSやPFOAが確認されたとの報道がある」などとして、「汚泥中のPFOSやPFOA測定に向け、検討準備を進めている」と明らかにしました。
県によりますと、現在管理する3つの流域下水道で年間に出る汚泥、約1万6000トンのうち、半分ほどを肥料の原料としてリサイクルしています。
ただ、PFOSやPFOAなどの有機フッ素化合物は人体への影響が指摘されているものの、法令の基準がないため、測定の対象に含まれていません。
そのため県は今後、測定の対象や方法、結果の公表のあり方などを検討していくとしています。













