“ノースサファリ”支援に名乗り出た企業 住民説明会の顛末

ビーチキャピタル赤澤芳樹社長「動物さんが困っていると。居場所がないとか。撤去はしなくちゃいけないけど、動物の行き先がいろいろ手配してもないというので、何かお手伝いできることはないですかと」

ノースサファリへの支援を申し出たのは、東京の投資会社「ビーチキャピタル」です。
説明会には 社長と取締役らが出席し、住民らから 事業の目的について説明を求められました。
・住民「何か目的があるから取得に動いたんでしょ?目的は?」
・ビーチキャピタル赤澤芳樹社長「目的は許可が降りたら…動物を…」
・住民「動物をやるの?動物園をやりたいの?」

・ビーチキャピタル赤澤芳樹社長「ちょっと待ってください。動物をサポートしたいです」
ノースサファリから北東に約800メートル先の南区豊滝で、サクセス観光が2024年1月に購入した土地の売買契約を結んだことを明らかにしました。

・住民「なんでこんなグレーな状況な中で土地の契約したの? 」
・ビーチキャピタル赤澤芳樹社長「契約をしないと申請できないって言われたから」
・住民「今の場所で、今いる動物を最後まで見届けてあげたらいい」
・ビーチキャピタル赤澤芳樹社長「それができるなら…私らもそのほうがその方がいいです」

あまりの意見の厳しさに…涙を流す場面も。
・ビーチキャピタル酒井薫子取締役「私はあそこの動物が大好きなので本当に助けてあげたいなって…」
高橋智也記者
「投資会社は、このあたりの土地を契約したとしていますが、住宅街に接しています」

この土地は ノースサファリと同じく「市街化調整区域」です。投資会社側は、札幌市から開発許可を得たあとに着工すると説明しますが、住民らからは…
・住民「環境の大きな変化に抵抗感があります。(土地を)買って動物園を運営できるのか実態もわからない」

・ビーチキャピタル赤澤芳樹社長「どういう資金でどうやるかも全部開示してやろうと、何せそこにも至っていない状態なので」
住宅街に近いことから反発の声が上がり、説明会は1時間半で終わりました。

・住民「反対の意志はきちんと伝えていきたい。地元の住民の同意なしに計画は進められないと言っていただいたので大変ありがたい」

・ビーチキャピタル赤澤芳樹社長「反対の方がいるのは認識してました。絶対ダメとか、こう困るとか、信用できないとか。これは聞いてびっくりした」
この土地に、新たに動物園を作ることはできるのか?
ノースサファリを運営していたサクセス観光の代理人は「動物の福祉の観点から支援を受け入れるのも、選択肢のひとつと考えている」と話しています。














