《「野心」とは「ライバル心」》
菊地選手にとって、「野心」とは「ライバル心」でもあるといいます。
菊地広人選手
「富永選手が来てくれて嬉しいという気持ちと、競争しなきゃいけないなところの危機感も感じました。もし急に、例えば富永選手が怪我してその分誰かがやらなきゃいけないっていうときに、自分がそこでやれる準備は常にしながら、今は求められてることっをしっかりやるように考えてます」
「富永選手のシュート力は、本当に天性のものがあると思いますし、そういう部分は本当に素直にリスペクトしてるんですけど、そこ以外で自分が通用する部分というのも絶対あると思う。その違いが出せれば出せるほど『富永だけじゃない菊地もいるぞ』と脅威になるので、自分の良さももっと伸ばしていきたいです」
《チーム一の努力家》

そんな菊地選手はバスケットボールに向き合う時間がチーム一の努力家。
全体練習では開始の1時間半前に来てひとりでストレッチ。

練習後もほとんどの選手が帰った後もシュート練習を続けます。
さらに、試合が午後に控える日も、朝9時にシュート練習のために会場へ。
菊地広人選手
「1回朝にシューティングしてから1回帰るのがルーティンです。周りに比べたら昔から他の人より劣っていたので、分量で他の選手に勝たないといけないと昔からやってきた。質に行くまでに量をこなさないといけないので量はそれなりにあると思う。」
「試合の限られた時間、シュートチャンスの中で、どれだけ決めていけるか。それが入らなかったらやっぱり試合に出られない。そうなると自分の良さを出せないので、そこに懸けるためには準備をいつでもしてないと。いつでも準備をしていれば、チャンスが回ってきたときに結果を出せる確率は高くなると思いますし。そこで出せなかったとしても、準備をしっかりしていれば他にやれることはもうないので」
《指揮官も菊地選手へ期待》

指揮官も菊地選手へ期待を寄せています。
トーステン・ロイブルヘッドコーチ
「試合においてベンチメンバーに関しては一番大事。強い良いチームはスーパースターがいるかどうかではなく、どれだけ選手が自分の役割を理解して、どれだけその役割を受け入れているかです。菊地選手はベンチから入ってきて、チームのエネルギーをもたらす役割。たとえコートに3、4分しか立っていなくても、試合に大きな影響を与え、試合の流れを変えることが出来ます」
北見市出身の24歳が今シーズン、まだ見ぬ景色へとレバンガを導きます。
菊地広人選手
「チームの顔としてやりたい目標は持ってはいたので、それは持ち続けながら、その中でしっかり今はチームのためにチームが勝つことが一番大事だと思う。その中で自分の役割を確固たるものにして、仕事人じゃないですけど、仕事をしっかりこなしてチームに貢献しているという姿をしっかり見せていければいいなと思ってます」
「全員で初めて行くCS(チャンピオンシップ)っていう舞台をしっかり勝ちきるように頑張っていきましょう。お願いします!」















