2024年11月に火災に遭った広島県福山市の「市リサイクル工場」について、市は建て替える方針を示しました。

RCC福山放送局 内田博文記者
「去年火事のあったリサイクル工場が規模を縮小し新たに建て替えられることになりました」

福山市によりますと、不燃ごみにまぎれていたリチウムイオン電池が原因でピットから火が出たと考えられています。この火事で外壁や鉄骨などが損傷しました。

市では原因調査にあわせ、建て替えなどを検討してきました。その結果、従来の3つの処理ラインのうち、不燃ごみのラインを残して建物の規模を縮小し、建て替える方針にしました。

一方で、プラスチックごみの処理を新たに民間施設に委託し、可燃粗大ごみは2024年8月に本格稼働した福山ローズエネルギーセンターで対応する予定です。

2026年度から新施設の計画策定に着手しますが、整備時期は未定です。市の年間の不燃ごみ搬入量の5000㌧を基準とし適正な規模を目指します。