警察庁の楠芳伸長官は3日、福島県内の被災地を視察し、全国から特別出向しているウルトラ警察隊について、今後も支援を続ける考えを示しました。

警察庁の楠芳伸長官は、3日、福島第一原発を訪れ、警備の状況などを視察しました。楠長官は、原発やその関連施設について、ドローンの性能が高まり、さまざまな脅威にさらされているとして警戒警備に万全を期すと述べました。

また、震災後、全国の警察から応援を受けて避難区域のパトロールなどにあたっているウルトラ警察隊について、警察庁として今後も支援を続ける考えを示しました。

警察庁・楠芳伸長官「良好な治安の確保こそが被災地域の復興の礎であると強く認識しており、今後も福島県警察に対する特別出向を継続し、被災地域の住民のみなさま方の安全安心をしっかりと確保したい」

この後、楠長官は現役の警察庁長官としては初めて浪江町の大平山霊園を訪れ、東日本大震災で殉職した警察官などの名前が刻まれた慰霊碑に献花し、黙とうを捧げました。