元警察官の男らが高齢者からだまし取ったキャッシュカードで現金を引き出したとして再逮捕です。

 (竹内雅人容疑者)「警察官当時に僕は刑事部門が長く、人をたらすのは得意なので」

 カメラの前で得意げに話すのは、竹内雅人容疑者(62)。京都府警の元警察官で、退職後は認知症高齢者の生活を支援する団体「つなぎ」の理事を務め、運営に携わっていました。

 竹内容疑者と知人の石地裕己容疑者(55)は今年3月、「つなぎ」の利用者だった97歳の女性からだまし取った通帳やキャッシュカードを使って、京都市内のATMなどで6回にわたり計180万円を引き出した疑いで12月4日再逮捕されました。竹内容疑者らはこの女性から通帳などをだまし取った疑いで11月、逮捕されていました。

 竹内容疑者は逮捕前、MBSの取材に対し…

 (竹内雅人容疑者)「通帳がない、誰かとったんじゃないかという方もいるが、われわれが間に入ることで本人も和むし、そういうことも役立つ」

 金銭面の管理について聞くと…

 (竹内雅人容疑者)「基本的に財産管理はしない。(Q通帳の管理はしない?)それは僕らはできない。管理する方がいるので、司法(書士)の先生に頼む」

 しかし女性は生活支援のサービスを受ける中で、担当の竹内容疑者に口座の暗証番号を教えていたということです。竹内容疑者らは「私は窃盗はしていません」などと容疑を否認しているということです。

 警察は盗んだ現金の使途などについて調べています。