物語の舞台はおよそ3000人のブラジル人が暮らす街。


演じるのはオーディションで選ばれた「演技未経験」で本当の在日ブラジル人です。


成島監督:
朝、徹夜で自動車の工場作業を終えてから、我々の撮影現場に来て演技をするという生活。


成島監督:
それが妙にリアリティが出て、映画の中で描かれている差別や暴力や色んな事が彼らは全部実感で、実体験があるので、すごくそこが彼らにとって嘘がないんですよね。そこはすごくリアリティがあるのかなと思っています。


西垣友香 キャスター:
私、少しびっくりしたのが世界的なギタリストのMIYAVIさんがご出演されている。起用の理由は?


成島監督:
分断とか差別とか虐待、その残酷さをちゃんとわかっている人に演じてもらいたかった、いじめる側を。(MIYAVIさんは)世界中の難民キャンプを回って援助しているんですよね、音楽活動をして。本当にかなり危ない所まで行って。本当は心の中で、「どうかこういう事が世の中から無くなりますように」って願いながら 蹴りを入れいているんですよね.

差別や分断などの「現実」に目を背けずに描かれています。