松本市の専門学生が、11月に行われた犬の訓練技術を競う競技会で優勝しました。
相棒と掴んだ、夢への一歩です。


「そう、いい子。そう、上手!ゆきち、お座り。待って」

信州松本動物専門学校2年の高岡想(たかおか・そら)さん。

優しく声をかける相手は、相棒のゴールデンレトリバー「ゆきち」です。


2人は11月、東京で開かれたドッグトレーナーを目指す専門学校生が参加する「全国家庭犬訓練競技会」に初めて出場し、中級クラスで優勝を果たしました。

「ゆきち、付いて。そう、いい子!」

競技は、およそ3メートル四方のジグザグのコース上を歩きながら「お座り」「待て」「おいで」などを組み合わせた6つの課題をこなしていきます。

人間と犬、両方の動きが審査対象で、100点満点からの減点方式。

高岡さんとゆきちは、8組の出場者で唯一、90点以上を獲得しました。

信州松本動物専門学校2年 高岡想さん:
「最初は緊張していたんですけど、周りを嗅いで大丈夫だなって思ったら落ち着いて出来ていたので、良かったと思います。頑張りました」

9歳のゆきちは、人間でいうと60代後半のベテラン犬。

半年前から大会に向けて練習を始めると、時には、高岡さんのことをリードしてくれたといいます。

一方で…