ヤクルトは3日、都内で今秋ドラフトで指名した新入団選手の発表会見を行い、ドラフト1位の法政大・松下歩叶(22)、ドラフト2位の城西大・松川玲央(21)ら全8選手が出席した。

かつて宮本慎也氏が背負っていた背番号「6」のユニフォームを身にまとった松下は「今までなかなか実感が湧かなかったんですけど、今日(ユニフォームを)着てみて、いよいよスワローズの一員としてプロ野球の世界が始まるという気持ちになりました」と思いを口にした。

自身のアピールポイントは“勝負強いバッティング”と話す松下。「チャンスでの1本であったり、ここ打って欲しいって思っているときに1本出せるっていうのが僕の強みだと思っているので、僕の1本でスワローズを勝利に導けるようなそんな選手になりたいなと思います」と意気込みを語った。

松下は憧れの選手に日本人選手初の2年連続トリプルスリーを達成するなど数々のタイトルを獲得してきた山田哲人(33)の名前を挙げた。「同じ右投げ右打ちの内野手ですし、長年活躍されていて国際大会だったり、日本シリーズでもご活躍されている方なので、その勝負強さっていうのも聞いてみたいなと思っております」と前向きな姿勢を見せた。

松下選手

目標を記した色紙には『100打点』の文字。松下は「チャンスの場面で1本であったりチームを勝利に導ける勝利打点というところにこだわって、長くプロ野球の世界でプレーしたいなと思っております」と力強く話した。

松下はヤクルトの本拠地である神宮球場で行われる東京六大学リーグで通算74試合に出場し、打率.293、76安打、14本塁打、51打点をマーク。大学日本代表では主将を任されるなど高いキャプテンシーも兼ね備えている。

来季から監督を務める池山隆寛監督(59)は「色紙通りいけば、ヤクルトは優勝間違いないと思う。ぜひ怪我のないように、チームの力になるように頑張ってもらいたいなと思っています」と期待を込めた。