「親世代が元気なうちに解決を」 曽我さんが突きつけられた現実
曽我ひとみさん
「今年は私が帰国をして満23年となります。拉致されてから47年、半世紀に近い年月が経ちました。これだけ長い時間が過ぎたにもかかわらず、拉致問題は一向に進展が見られていないのです」
家族会が「親世代が元気なうちに解決を」という新たなスローガンを掲げて活動しようとしていた矢先、拉致被害者の有本恵子さん(不明当時23)の父・有本明弘さんの訃報が届いた。
母と同年代である有本さんの元気な姿を見るたび、曽我さんは母もまた元気でいるはずだと希望を持っていた。
曽我ひとみさん
「それなのに突きつけられた現実に、少しの猶予もないのだと、今すぐにでも救出しなければならないのだと、心臓を鷲掴みにされたような息苦しさを感じました」
10月23日には高市総理と面会して、1日も早い問題解決を要望した。
曽我さんの願いは、母を含む拉致被害者全員の帰国である。
時間は刻々と過ぎている。














