安倍元総理銃撃事件の裁判に出廷した宗教学者が山上被告について、安倍元総理が自身の地元である奈良で演説することを運命的だと感じ犯行に及んだと述べました。
山上徹也被告(45)は安倍晋三元総理(当時67)を手製の銃で殺害した罪などに問われていて、母親が旧統一教会に多額の献金をしていたことや、安倍元総理が教団の関連団体にメッセージを寄せていたことを犯行の動機としています。
2日の裁判には、山上被告と面会した宗教学者の北海道大学・桜井義秀特任教授が出廷し、山上被告について「宗教的な虐待の被害者」「成育歴の中でたまたま起きたことに意義があると感じるようになった」などと指摘。
そのうえで、安倍元総理が自身の地元で演説することを、山上被告は運命的だと感じて犯行に突き進んだなどとしています。














