広島市中区役所では11月ごろからマイナンバーカードの申請件数が増加しているといいます。

広島市中区役所 市民課 野崎時生 課長
「健康保険証の切り替えなども申請が増えた要因の1つなのかなとは思います。『ひも付けができているか』などのお問い合わせは結構ございます」

初めてカードを作るという女性がいました。

初めてカード申請(70代)
「個人情報が流出するのが怖くて『ああいうのは作らん方がいい』と言う人がいっぱいいたから」

申請後、1か月半程度でできあがるというマイナンバーカード。中区役所をはじめ市内の各区役所では、夜間と休日にカードの受け取りができるサービスをしているということです。(※コールセンターで要予約)

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今回のマイナ保険証への移行ですが▽従来の健康保険証は1日で「有効期限満了」2日からはマイナンバーカードが保険証として使えるように登録をしている人は、「マイナ保険証」を、そもそもカードを持っていない、またはカードはあるけれど、保険証をひも付けしていないという方は健康保険組合などから送られてきた「資格確認書」が受診のときに必要となります。この資格確認書は有効期限が最長で5年です。▽ただし混乱を避けるために、こちらの期限が切れた「従来の保険証」でも来年3月末までは保険診療を受けられるということです。

全国のマイナ保険証の利用率は10月時点でも4割に満たないとの調査も。まだ切り替えには時間がかかりそうですね。

マイナ保険証のメリットとしては▽過去の薬の情報などが医療機関などで共有できる▽救急搬送時に病歴などが確認できたり▽確定申告のときに医療費控除の手続きが楽になるなどがあるそうです。

セキュリティの不安や、手続きのわかりにくさを感じている人もいるかと思います。今後もわかりやすく丁寧に進めていってほしいですね。