陸上自衛隊が佐賀駐屯地に配備している輸送機「オスプレイ」について、熊本県内でも夜間飛行訓練を行う可能性があることがわかりました。
佐賀駐屯地のオスプレイは、操縦技能の向上などを目的に、これまで佐賀駐屯地の周辺に限って夜間の飛行訓練を行ってきました。
しかし、九州防衛局によりますと、12月15日以降、佐賀駐屯地以外の場所でも夜間の飛行訓練を検討しているということです。
関係者によりますと、この検討案の中には熊本県山都町の大矢野原演習場など、県内の施設も含まれているとのことです。

オスプレイを巡っては、2023年11月、鹿児島県の屋久島沖でアメリカ軍のオスプレイが墜落するなど、事故やトラブルが相次いでいます。
陸上自衛隊は「騒音に十分配慮し、住宅地や病院などの上空はできるだけ避けて飛行する」としていますが、県によりますと、これまでのところ九州防衛局から連絡はないということです。

大矢野原演習場がある山都町の担当者も、RKKの取材に「情報収集中で町民にも説明できるようにできるだけ早く教えてほしい」とコメントしています。













