南アルプスの仙丈ケ岳で2日午前、東京都の男性が疲労で動けなくなり、ヘリコプターで救助されました。けがはないとみられます。

救助されたのは、東京都文京区に住む40歳の会社員の男性です。

調べによりますと、男性は11月30日に仙丈ケ岳に入り、地蔵尾根コースを登っていましたが、1日夕方、ビバークする旨の連絡を警察に入れました。

しかし、2日早朝になって「疲労で動けない」と救助要請があったことから、山梨県警のヘリコプターで救助され、伊那市内の病院に運ばれました。

男性は目立った外傷はなく、会話もできる状態だということです。

警察では、山岳はすでに冬山であることから、十分な冬山の装備で、体力にあった計画で登るよう呼びかけています。