岡山県瀬戸内市の美和地区できのう(30日)、初めての秋まつりが開かれました。児童養護施設などで暮らしている子どもたちも招待され、それぞれ楽しいひと時を過ごしました。

秋まつりは、地域住民でつくる「美和地区まちづくり協議会」などがまちの活性化につながればと初めて開いたものです。飲食や雑貨などを扱う出店が並んだほか、太鼓のグループなどがステージパフォーマンスを披露しました。
美和っ子太鼓の演奏会場を訪れたのは地元の人だけではありません。虐待を受けるなどして県内の児童養護施設や里親の元で暮らしている子どもたちです。協議会のメンバーが楽しい思い出になればと約60人を招待したそうです。子どもたちは祭りならではのグルメを味わったり消防車やパトカーの乗車体験をしたりと思い思いに楽しんでいました。
(児童養護施設で暮らす子)
「車かっこいい」「人がいっぱいいる。楽しいです」
(地域住民)
「1回目でこれだけたくさん来て盛り上がってすごいわ。楽しい。」
(美和地区まちづくり協議会長 岡秀樹会長)
「美和小学校の全校児童は今28人しかいない。それなのにこんなに大勢の人が集まっていただいて、こんな行事ができる。この上ない喜びです。地域に温かい人が多いと伝わったら」

協議会ではこの秋まつりを美和地区の恒例行事にしていきたいとしています。














