湯崎知事
「世界を見ると『核抑止』が安全保障の中心的な概念になっている。それをいかに打ち破っていくか。それを変えていくことが本当にコアの問題。近年はそこをとにかく伝えている」

「あいさつ」は、毎年8月6日が終われば翌年に向けた準備を始めたといいます。貯めたメモなどからコンセプトを決め、知事が自身で文章化しました

県知事による「あいさつ」は同じく平和祈念式典で行われる広島市長の「平和宣言」とはどのような点で異なるのでしょうか。湯崎知事は、松井一実・広島市長が過去、平和行政をめぐって広島県と広島市の関係を「あんパン」に例えたのと同じ言い回しで説明します。

湯崎知事
「松井市長が言う「アンパンのあんこと皮」の話(※松井市長は9月の定例記者会でも「知事あいさつは“あんパンの皮”で『平和宣言』が餡にあたる」と発言していた)。やはり市は「あんこ」の部分であり、被爆の実相をいかに伝えるかが大切。それに対して県は、ある意味だと自由な立場にいるので、あんパンの外側の皮の部分なので、それをあげパンにしてもいいし、ベーグルしてもいい」

知事の「あいさつ」は自由形式で作ることができるため、その分だけ人々の感性に訴える表現ができるとしました。その上で、今後の県と市の役割分担については…

湯崎知事
「本当は(県と市で)完全に役割分担する必要は無いと思っているが、今はそういう役割分担でうまくいってる。ただ、それはまた変化する可能性があると思う。被爆者の皆さんがこれから減っていくということがあるから、そのなかで違うものにしていかなければいけないっていうことも起きるかもしれない。それはその時代の要請によって変わってくるのではないか」