■「1億円の壁」是正へ 超富裕層への課税強化

自民党・宮沢洋一税制調査会長
「“1億円の壁”といった問題につきましても、年収平均でいいますと30億円ぐらいの方に、少し負担を増やさせていただく」

“1億円の壁”というのは、給与や資産の所得をあわせた総所得が1億円を超えると、税の負担率が下がる問題のことです。

総所得の多い人ほど資産所得の割合が多くなるために起きる問題で、負担率は年間所得700万円前後の人と数十億円の人がほぼ同じ水準です。

この壁を破り不公平感をなくすために、政府・与党は、1年の総所得が30億円を超える超富裕層への課税を強化する方針を固めました。課税の強化は2025年にも始まる方向で調整が進んでいます。