猛威をふるっているインフルエンザ。その背景として指摘されているのが「サブクレードK」という新たな変異ウイルスです。10年間で最大規模の流行になるとの見方もでてきています。
都内の小児クリニック。発熱でグッタリしていた男の子は…
院長
「A型のインフルエンザです」
午前中だけで16人がインフルエンザと診断されました。
インフルエンザに感染 小学5年生
「(熱は)一番高いときで38.8℃。本当にきつくて、食欲も無くて、何も食べられない状態だった」
東京小児科医会 時田章史 理事
「(感染者は)昨年の大きな流行でも1週間に60人ぐらいだったんです。それが今回は100人超えるような感染者数になっていますし」
13週連続で感染者が増えているインフルエンザ。「国立健康危機管理研究機構」が解析した結果、今、イギリスで感染が拡大している新たな変異ウイルスが国内でも確認されたことが分かりました。
その名も「サブクレードK」。「東京小児科医会」によると、医療機関から提供されたインフルエンザA型の検体を解析したところ、41検体のうち40検体から「サブクレードK」を確認。今シーズン、過去10年で最大規模の流行になることが予測されるとしています。
ワクチン接種の効果について、東京歯科大学の寺嶋教授によると…
東京歯科大学 寺嶋毅 教授
「ワクチンで予想していた株とは形が変わっていますから、ワクチンを接種したことにより、あるいはこれまで感染したことにより、出来ている抗体が少し効きにくいという可能性があるので、そういう意味では(感染が)広がりやすいと言っていいと思います。例年より早い流行であるとか、流行拡大に関与している可能性はあると思います」
都内のクリニック院長は…
東京小児科医会 時田章史 理事
「(感染拡大に)慌てないためにも、毎年毎年のワクチン接種を欠かさないでいただく。できるだけ多くの人がやることで、自分も守るし、周りの人も守れるということを知っていただければと思います」
注目の記事
民間人を地面に叩きつけ手錠をかけた米軍憲兵 規制対象の米軍人と勘違いか 「身分証示さない日本人も拘束できる」と誤った認識も 動画がSNSで拡散

「これが人間の顔なんだろうか」事故で亡くなったバリスタの男性(当時29)母親が語る二次被害「交通遺族は賠償金が入るからいいですよね」【前編】

クマに襲われたラーメン店員 無我夢中で殴り『大外刈り』で投げ飛ばし撃退 右脇腹周辺を骨折・顔から流血しながらも戦った57歳の男性店員が語る緊迫の状況「顔に飛びかかってきた…」 クマはまるで『丸太』

【判決の深層】「儀式」と称した11歳少女への性交事件 実母、友人、その子どもたち…34歳の男を頂点とする異様な"コミュニティ"の全貌と支配

南極オゾンホール「南極大陸の1.6倍 依然として大きい」気象庁が発表 回復への道のりは?

「なぜ裸?」子どもの質問に小島よしおは…1歳児の子育てに奮闘しながら実践「妻と熱量を同じに」月イチで夫婦は…トークショーで明かした“小島流子育て論”の正体









