ガソリンの暫定税率廃止に向け、今月から段階的に行われている補助金の増額。27日からさらに5円引き上げられ、早速、店頭価格に反映するガソリンスタンドもありました。


長野市青木島町綱島にあるガソリンスタンドでは、店頭に出ている電光表示板の価格がレギュラーは1リットル「171円」から「166円」に切り替えられました。


カワネン(長野綱島SS)北澤雅博代表取締役:「本日から補助金が5円加算されそれに伴って5円下げた」

現在25.1円が上乗せされていて、年内での廃止される見込みのガソリンの暫定税率。急激な価格変動を避けるため、政府は段階的な補助金の引き上げを進めていて、これまで1リットルあたり10円だった石油元売りへの補助金は、11月13日から15円に、そして27日からは20円に引き上げられました。

カワネン(長野綱島SS)北澤雅博代表取締役:「たまたま今回仕入れ(価格)が変動なかったので、そのまま補助金の5円分下げさせてもらった。1日、2日のロスはあるが、これだけの話題性なので、値段に反映させているとアピールも込めて早めに下げている」


会員価格は、さらに5円安く設定。段階的に店頭価格に反映出来ているため、今のところ駆け込みや入れ控えはなく、客足もわずかながら増加傾向にあるということです。


また、軽油の補助金は今回2.1円の増額でしたが、こちらの店では、軽油も5円安くしました。

一方、資源エネルギー庁が27日発表した、25日時点の県内のガソリン平均価格は、レギュラーが175.0円(-1.2円)ハイオクが186.3円(-1.1円)で、いずれも前の週より1円ほど値下がりしました。


石油情報センターによりますと、来週は、27日からの補助金増額の影響で、値下がりを予想していて、レギュラーは1~2週間かけて、5円近く下がると見込んでいます。