「小さく始めましょう」やさしいスタートでありがたかった
SNSを通じてナリワイ起業を知ったという佐藤さん。

絵本セラピーで起業 佐藤倫子さん
「とっつきやすいというか。『起業するぞ!』となると、融資受けてとか、事務所構えてとか、最初から『無理無理無理』みたいな。でも無理と思ってたら無理だよね、やっぱりだめだ、みたいな。しゅーんってなっちゃう。ナリワイ起業講座の場合は最初から小さく始めましょうという、私にとってやさしいスタートだったので。ありがたかった」

3年ほど前、娘の不登校で悩んでいた時期に出会ったという「絵本セラピー」
今度は自分が絵本を通じて同じように悩む人に寄り添いたいと話します。
佐藤さん
「(絵本セラピーで)答えは1つじゃないなとか、あなたはそうなんだねと受け取れる練習になった。モヤモヤから距離をとることによって、すごくおうちの中が明るくなったというか。学校へ行かない、行かせようみたいな、問題が薄くなっていった」
座学を終え、迎えた「ナリワイ起業講座」最終回。
佐藤さんは実際に参加費をもらって「絵本セラピー」を実践。参加者たちを物語の世界に引き込んでいきます。

参加者
「自分の感想とか視点と違うところが知れて、楽しい気持ちもあるし新しい発見もあった」

参加者
「こういう考えもできたらいいなと参考になってとてもよかった」
佐藤倫子さん
「すごく緊張もいっぱいあったが、私も皆さんの意見、お話を聞かせていただいてそんな見方あるんだなとか、発見が多かった」
自分の好きなことで誰かの役に立つ「ナリワイ起業」
この取り組みが根付いていけば、富山で多様な仕事が生まれ、新たな雇用を創出する波及効果も期待できるといいます。
富山大学経済学部 中村真由美教授
「生きがいにつながるような面白い仕事を自分で作るということで。そこにお客さんが来るとにぎわいが生まれるし、もし将来的に大きくなったりすると、雇用も生み出すのではないかと思って、富山を盛り上げることにつながると思う」

佐藤さんは県内を中心に活動を広げ、絵本セラピーで癒しや、気づきを届けていきたいと話します。
佐藤倫子さん
「絵本セラピーすることによって、悩みを打ち明けやすくなったりとか、話してもいいんだとか、知ってもらえたら」















