人生100年時代とも言われるなか、第二の人生を切り開こうとする中高年などを後押しする、新しい起業の形が富山県内でも広がっています。

絵本の物語に没頭し、聞き入っているのは大人。絵本の読み聞かせと感想などを言い合うグループワークを組み合わせたワークショップ「絵本セラピー」です。

この日題材となったのは、心配事を引き受けてくれる人形を描いた絵本。

佐藤倫子さん
「生活している中で、こんなこと、こんな気持ち、“心配引き受け人形”に引き受けてもらいたい」

参加者「未来のこと全般というか。子どものこととか仕事のこととか。今考えてもしょうがないことを一旦引き受けてもらって、自分は今のことに集中して、その時はその時って思えるようになれたら」

参加者
「嫌な気持ちを誰かに言いたいが、場合によっては家族に言えないこともあるし、聞いてよみたいな」

一人ひとり異なる考え方を共有することで、自分自身を見つめ直すきっかけになるといいます。

セラピーを行うのは佐藤倫子さん(51)

パートタイムで事務職に就く傍ら、副業として「絵本セラピー」での起業を目指しています。

佐藤倫子さん
「これをぜひ続けて、形にしていきたいな」