大分市佐賀関の大規模火災を受け、被災者への迅速な支援や本格的な復旧・復興に向けて、佐藤樹一郎大分県知事は27日、高市総理に緊急要望書を手渡しました。
佐藤知事は27日午前、大分市の副市長らとともに高市総理と面会し、被災状況を説明しました。現場では漁業への影響が出ているほか、避難者の中からインフルエンザ患者が確認されるなど、厳しい状況が続いていると伝えました。
また、火災発生直後に、高市総理が自身のX(旧ツイッター)で「最大限の支援を行う」と投稿したことに対し、佐藤知事は「大変勇気づけられた」と述べました。

要望書では、復旧・復興に向けた財政支援や防火対策の強化などが盛り込まれていて、高市総理は、「今は避難者の健康管理が一番だと思いますが、復興に向けて精一杯支援します」と応じました。
このあと、知事らは関係省庁を訪れ、仮設住宅の設置など災害救助法に基づく応急救助について、地域の実情に応じた迅速で柔軟な運用を求めるほか、災害廃棄物処理に対する国の補助を要請することにしています。














