青森県弘前市が12月から東北で初めて、宿泊税を導入します。市内の宿泊施設は利用者に告知するとともに、観光都市の底上げにつながる制度になればと期待を寄せています。

弘前駅近くにあるブロッサムホテル弘前です。
フロントには、12月1日から始まる宿泊税を告知するためのポスターやポップが掲示されていました。

四季を通して様々なイベントがあり、観光都市である弘前市。宿泊税として独自に課税し、その収入は観光振興にあてる計画です。

市は宿泊税の導入から3か月で2400万円の徴収を見込んでいて、12月には宿泊税を活用したクリスマスイベントの開催も予定しています。

これに伴い、施設側は利用者から1人1泊200円を徴収したあとに市へ納めることになっています。

ブロッサムホテル弘前 福士圭介 総支配人
「手間は最初は感じるかもしれないが、流れが慣れてくると、それほど(手間は)ないのかなと思う。観光で来ていただけるお客さまに200円でより多くサービスを受けたと思ってもらえるように、前向きに進めていければ」

こちらのホテルでは、システムの更新が間に合わず、年明けまでは手作業で税の徴収を記録をするなど作業が増えますが、制度に理解を示し、期待を寄せています。