国分氏の会見を受け、日本テレビは…

山本キャスター:
10月23日、国分太一さん側からは「コンプライアンス違反の詳細を聞かされていない。謝罪の意思を伝えたい。対外的な説明をしたい」といった人権救済申し立てがありました。

10月27日、それに対し日本テレビ側は、「大変戸惑っている。突然の申し立てに不信感を感じざるを得ない。現在のままでは、今後の対話に応じることは難しい」と返答しています。

国分さんは11月26日の会見で、改めてこちらの内容に触れています。

【コンプライアンス違反について】
「思い当たることに関しては、(日本テレビ側に)お伝えしております。ただし、『答え合わせ』に関しては出来ていないので、その協議をこれからもさせていただきたい」

具体的な協議内容については…

【日本テレビに望む協議内容】
▼相手方への謝罪
▼日本テレビ側が“話せること”のライン決め
▼対外的な説明責任について

また、どなたかはまだはっきりしていませんが、相手方については…

【相手方について】
「やはり感情という部分をしっかりとお話を伺いたい。不快な思いをさせていることに関しては、誠意を持ってお詫びしなきゃいけない」

会見後、JNNが日本テレビに取材すると、こういったコメントが来ました。

【日本テレビのコメント(一部抜粋)】
「会見で国分太一氏は『答え合わせがしたい』とおっしゃっていましたが、ヒアリングで国分氏自らお話された内容だけでもコンプライアンス違反に該当し、『青少年に見てもらいたい番組』に選定されている『ザ!鉄腕!DASH!!』を降板していただくことを即断せざるを得ないものでした。私共は一貫して関係者の保護を第一に対応しており、何よりも関係者が自分の身元を特定され、“二次加害”がもたらされることに強い恐怖を感じています。その観点から『答え合わせ』は難しいと考えております」

井上貴博キャスター:
やはり日本テレビとしては変わらないということなんでしょう。「法律の面」と「感情の面」の難しさがありますね。

西脇亨輔 弁護士:
あとは報道機関としての情報開示をどれくらいすべきか、といった議論もあります。一方で、こういった相手方のプライバシーを守らなければいけないというせめぎ合いもあると思います。

==========
<プロフィール>

西脇亨輔さん
元テレビ朝日アナウンサーで現在は弁護士
専門は企業法務
労働法や刑事事件にも精通

寺田明日香 さん
陸上100mハードル 元日本記録保持者
東京五輪で準決勝進出
“ママアスリート”の先駆者