全国に広がり6200基以上に

交差点によっては出会い頭の交通事故がおよそ80%も減少するなど効果的な事故対策として全国に普及。多い時期には6200基以上が設置されていました。

しかし、今、福岡県警をはじめ全国で撤去が進められています

その背景にあるのが・・・「複雑なルール」です。

「点滅信号」撤去が進む理由

点滅信号の複雑なルールが災害などが起きたとき、むしろ交通事故を引き起こしかねないリスクとして浮かび上がってきたのです。

福岡県警 交通部交通規制課 信号機係 村上正光 課長補佐
「災害などにより滅灯したときには、交通規制のない交差点となり、(ルールが変わる)交差点の通行方法が変わったことを知らずに通行するなど、危ない交差点となってきた」

点滅信号は黄色点滅は「注意して進む」赤色点滅は「一時停止」がルールです。

しかし、災害による停電などで信号が消えると原則、左側から進行してくる車が優先となります。

このルールを十分に理解していないドライバーが気づかず進行することも多く、事故のリスクが高まるのです