女性患者に薬剤のようなものを投与して抵抗できない状態に陥らせ、性的暴行を加えた疑いで医師の男が再逮捕されました。男は別の女性にも10月に同様の手口で性的暴行を加えたとして逮捕されています。

準強制性交などの疑いで逮捕されたのは、兵庫県尼崎市の耳鼻咽喉科クリニック院長・瀬尾達容疑者(63)です。

警察によりますと、瀬尾容疑者は5年前(2020年)の6月、自身が院長を務めるクリニック内で、当時24歳の患者の女性に薬剤のようなものを投与して、抵抗できない状態にし、性的暴行を加えた疑いがもたれています。

警察の調べに対し、瀬尾容疑者は「性交はしていません」と容疑を否認しているということです。

瀬尾容疑者をめぐっては、10月にも同様の手口で患者の女性(当時28)に性的暴行を加えた疑いで逮捕されていました。今回の事件では、被害者が10月の逮捕時の報道を見て警察に申告。警察が捜査した結果、瀬尾容疑者が今回の事件にも関与した可能性が高いとして再逮捕したということです。

警察は、他にも瀬尾容疑者が関与した同様の事件がないかも含めて、慎重に調べを進めています。