宮崎県延岡市にある清酒専門の蔵元では、新酒の仕込みが本格的に始まっています。

延岡市にある県内唯一の清酒専門の蔵元「千徳酒造」では、寒さが厳しくなるこの時期から、新酒の仕込みが始まります。

白い湯気と甘い香りが広がる作業場では、朝早くから蔵人と呼ばれる従業員たちが、蒸しあがった酒米「はなかぐら」を冷ます作業にあたっていました。

千徳酒造の新酒は、3段階の仕込みを経て、25日ほど発酵させるとできあがります。

(千徳酒造・杜氏 門田賢士社長)
「夏場の高温障害で若干品質も落ちているが、作業は問題ない。飲んでもらって、『千徳おいしいね』『おいしくなったね』と言われる言葉が一番うれしい」

仕込みは、来年3月まで行われ、千徳酒造では、今シーズン一升瓶およそ5万本の生産を見込んでいます。

(参考)
●新酒の販売は12月10日から。
●海外は、日本酒ブームで、販路は、台湾や中国、欧州にも及ぶ。