任期満了に伴う鹿児島県大崎町の町長選挙が25日に告示され、新人4人が立候補しました。それぞれの訴えは?

大崎町長選挙に立候補したのは、届け出順に、
▼元県議の西髙悟さん(65)
▼元大崎町企画調整課長の中野伸一さん(58)
▼元大崎町議の草原正和さん(42)
▼元朝日新聞記者の髙谷秀男さん(65)
の4人で、いずれも新人で無所属です。

(西髙悟 候補(65)無・新)「(県議として)14年半、全国各地で元気なまちづくりも研修してきた。しっかりとこのことを大崎町に生かせるように、一生懸命、全身全霊、頑張ってまちづくりをしていきたい」

西髙悟さんは、大崎町議を経て14年半、県議を務めました。ふるさと納税を増やすための地域商社の設立や、小中学校の修学旅行無償化などを訴えています。

(中野伸一 候補(58)無・新)「対話でつくるみんなのまち。対話でみんなの幸せを作っていきたい。幸せだと思える、住みたいと思えるまちを作っていきたい。誠実に謙虚に歩んでいきたい。最後まで走り抜けたい」

中野伸一さんは、大崎町役場の職員として、37年間、行政に携わってきました。対話重視のまちづくりを掲げ、医療・福祉の充実や事業者への物価高騰対策などを訴えています。

(草原正和 候補(42)無・新)「まだ早いという声もあったが、若いからできることがあると思う。このままの大崎ではだめだという思いでチャレンジすることにしたので、よろしくお願いします。動く人がトップにならないとまちは変わらない」

草原正和さんは、大崎町議をおととしから今月まで務めました。子や孫が住み続けたい町を目指し、移住・定住の促進や屋内の遊び場の整備などを訴えています。

(髙谷秀男 候補(65)無・新)「トライアルができることで、商店街には大きな影響が出てくる。3億円も税金を使う必要はない。町民にお金を配る政策を取る必要がある」

髙谷秀男さんは、東京都出身の元朝日新聞社記者で、2019年に町に移住しました。町が中学校跡地に商業施設を誘致する計画に反対し、町民に1人2万5000円を支給する政策などを訴えています。

大崎町長選は、現職で6期目の東靖弘さんが引退するため、24年ぶりに代わる町のトップを選ぶ選挙で、直近は3期連続で無投票当選だったため、2009年以来、16年ぶりの選挙戦となります。

大崎町長選挙の投票日は今月30日で、即日開票されます。