事件をきっかけに...母親を支えてくれた同級生たち

【画像③】

事件から30年が経った今、勝さん【画像③】は彩子さんに大きなものを残してくれていました。それは勝さんの「友達」です。

同級生や先輩たちは、事件をきっかけに今も、彩子さんを支え続けてくれていると言います。

(一井 彩子さん)
「その中の1人は、子供が生まれた時にやってきて、『子供が生まれて初めてオカンの気持ちが分かってきたわ。自分の子どもってめっちゃ可愛いもんな』って言いました」

別の友人も、子供が生まれてから「勝のこと助けてやれんかって、ほんまにごめん」と謝りに来たそうです。彼らは、勝さんの事件で命の重さを知り、自分たちも子どもが生まれたことで命の大切さを実感したというのです。

そして、毎年勝さんの命日には、友人たちは家族を連れて彩子さんのもとを訪れてくれています。

(一井 彩子さん)
「私が今、こうして元気で生きていられるのは、自分の2人の娘と彼らのおかげだな、っていつも感謝しています」