「私の大事な子供を殺したことさえ、全く理解できていない」

3~4年すると、主犯格の少年は面会に来なくなったそうです。主犯格の少年の両親からは、「完全に精神科の病院に入院してしまった」と説明を受けました。

ある年、彩子さんが主犯格の少年の病名を尋ねたところ、両親は答えることができなかったといいます。

そこで、診断書を送ってもらうと『心が完全に壊れてしまっている精神的な病気で、治る見込みも全く立っていない状態』だったというのです。

(一井 彩子さん)
「この主犯格の少年は、もう二度と、私の大事な子供を殺したことさえ、全く理解できていない状態だそうです」

彩子さんは、主犯格の少年の様子が最初からおかしかったことを振り返り、こう続けました。

「5年近く、少年刑務所の中にいたわけなんです。面会に行ったであろう両親やこの主犯格の少年に関わったであろう人たち、誰も病気になっていることに気づかなかったんでしょうか?」

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