熊本大学は、物価高の影響で赤字に転じる可能性が高まったとして、急ぎ、1億円を目標とした寄付を募ります。
熊本大学によりますと、物価高の影響で光熱費などがかさみ、来年度は、2004年度の法人化以降初めて赤字に転じる可能性があるということです。

これまで大学内の施設に命名権を導入して新たな収入源を確保したり、施設の修繕を先送りしたりしましたが、今後も年間で4億円が不足する見通しのため、寄付を募ることにしました。

初期目標は1億円で、寄付金は施設の改修や通信環境の整備の費用にあてる予定です。
大学は、授業料の値上げには踏み切らない方針で「学生生活の質の向上のためにも、卒業生や企業などの力添えをお願いしたい」としています。













