兵庫県丹波市では正月飾りに使われる若松の収穫作業が最盛期を迎えています。

 まっすぐに伸びる青々とした若松。丹波市山南町坂尻地区は、昼夜の寒暖差が大きいことなどから上質な若松が育つといわれていて、茨城・愛媛と並ぶ日本三大産地のひとつとして知られています。

 若松は古くから不老長寿の象徴とされていて、正月の縁起物として飾られます。現在は23軒の農家が約200万本の若松を出荷しています。

 (丹波若松生産者会 西倉寛登会長)「1年を通して青々とした緑を保つ姿は新年を迎える人々に希望と活力を与えます」

 収穫された若松は12月上旬から全国に出荷される予定です。