2025年、岩手県内で発生した労働災害による死者は10月時点で4人となっていて、10月に北上市の温泉施設で発生したクマによる死亡被害も含まれています。

岩手労働局によりますと、1月から先月までに県内で発生した労働災害による死者は4人で、2024年の同じ時期の9人に比べ5人減っています。
労働災害の死者には10月16日に北上市の温泉施設でクマに襲われ亡くなった男性従業員も含まれています。
一方、4日以上の休業を要するけがを含めた死傷者の数は1074人で、2024年に比べ87人増えました。

岩手労働局は12月から2026年2月までの3か月間を「冬季転倒災害防止対策強化期間」と定めていて、積雪や凍結などを原因とする転倒の防止を呼びかけることにしています。