岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」に、歴史を後世に伝える施設がオープンしました。

「どうぞ」

長島愛生園に新たにオープンした「でんしょう愛生館」です。きょう、開館式が行われました。

国の誤った強制隔離政策により助長された偏見や差別。

館内は9つのエリアに分かれ、

パネルや元患者の人生を再現したアニメで、追体験をしながらハンセン病問題への理解を深めることができます。

(国立療養所 長島愛生園 山本典良園長)
「ハンセン病の偏見・差別を無くすこと。

この場所も含めて、このすべての場所が人権教育の場として残ってほしい」

(長島愛生園 入所者自治会 中尾伸治会長)
「これから若い人にも知ってほしいし、語り部もいなくなってきたので、目で見てハンセン病のことを分かってもらえたら」

「でんしょう愛生館」は月曜日が休館で、だれでも入ることができます。