新潟県の花角英世知事は午後4時から臨時の記者会見を開き、東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働を容認すると表明しました。

柏崎刈羽原発は、2012年に全ての原子炉の運転が停止。2021年にテロ対策の不備が発覚して事実上の「運転禁止命令」を受けましたが、命令はおととし12月に解除され、今年10月に再稼働に向けた技術的な準備が整っていました。

花角知事は、原子力発電所の必要性は「理解でき」、柏崎刈羽原発の安全性は「確認されたものと考える」と判断。国に対し、避難道路の整備や電源三法交付金の見直しなどを求め、その対応を確認したうえで再稼働を認める方針です。

年内に県議会の同意が得られれば、柏崎刈羽原発6号機は早ければ来年1月中にも再稼働できる見通しです。

再稼働すれば福島第一原発の事故後、東電の原発では初めてとなります。