2024年度、広島県内の学校での暴力行為が過去最多だったことが分かりました。

これは、文部科学省が実施した調査で明らかになりました。それによりますと、2024年度、県内の小中学校・高校の暴力行為の発生件数は4452件で、前の年度に比べ13・6%増加し、過去最多になりました。暴力行為は小中学校ともに増加していて、特に中学校で1589件、前年度比25・1%の増加となっています。県教委によりますと、からかいなどがエスカレートして、相手を押すなどの身体接触を伴う行為が増加傾向にあるということです。

また、いじめの認知件数も8384件で、過去最多でした。これについて県教委では認知件数は増加しているものの、学級担任による発見や教職員への相談が増えていることなどから、積極的な認知につながっている結果だとしています。