【寒さから逃れたい! 「越冬本能」が引き起こす侵入…】
北陸の冬を前に、石川県ふれあい昆虫館には毎年必ずと言って良いほど寄せられる問い合わせがあります。
石川県ふれあい昆虫館 渡部晃平学芸員「秋の終わりになると来館者から『カメムシが家の中に入って来て臭い』『洗濯物にカメムシが付いている』といったカメムシに関する問い合わせが寄せられます。これらはクサギカメムシといって、昔から日本全国で生息しているカメムシです」
クサギカメムシは林があれば県内全域どこにでも分布しているほか、北海道から南西諸島まで日本全国で確認されています。
体長は1.5センチメートル程で茶褐色をしており、4月から活動が活発になります。
温かい時期は林の中で生活していますが、冬は暖かい屋内で越冬するため、家の中へと入り込んできます。
元々は木の皮の下で越冬していましたが、民家の方が温かく快適なため、侵入してくるようになりました。
特に冬場に気温が下がり、雪が降るなど寒い地域では家の中に侵入しやすい傾向があります。














