宮城県石巻市南境の農家、松川郁子さん(86)方では、今月3日から、正月の縁起物「繭玉(まゆだま)飾り」を作り始め、作業はいま最盛期を迎えています。

繭玉飾りは、家内安全や五穀豊穣を願い、神棚などに飾る正月の縁起物です。ピンクや紫色などに着色された半円型のもち粉を、ヤナギの枝に張りつけて仕上げるもので、コロナ禍の収束も願いながら手際よく作業を進めています。

松川郁子さん:
「1年間何もないようにと飾るもの。コロナも早く終わるようにと思ってやっている」


松川さん方では、今月16日ごろまでにおよそ▼2000本の繭玉飾りを作り、25日以降、石巻市内のスーパーなどで販売するということです。