ぐっと冷え込みが強くなるこの時期、「転ぶ人」が増えるのをご存知でしょうか。去年、転倒や転落によって亡くなった人は、交通事故で亡くなった人の3倍以上。転びやすいのは、意外な場所でした。

なぜ?寒くなると「転ぶ人」増加

街の人(60代)
「かっこ悪いんですけど、コンビニの入り口で転んだことがあって。でも、かっこ悪いから誰にも言わなかった」

街の人(40代)
「(服から)手が出なくなっている…。いっぱい(服を)着すぎて、転んでけがしたという人も(いた)」

街の人(30代)
「この間も転びました。その時は急いでたんですけど、走っていて階段で普通に転んだ」

「転んじゃった人」けっこういました。

東京消防庁によると、転倒によるけがで救急搬送される人は、毎月7000人以上(2024年)。

寒くなり始める10月以降から増え始め、12月には1万人近くにまで増加するといいます。なぜ、寒くなると転びやすくなるのでしょうか。

ベースボール&スポーツクリニック 馬見塚尚孝 理事長
「寒いということは、筋肉とか神経の機能が落ちてしまう。(寒くなって)筋肉の温度が下がると、筋肉の出力落ちたりすることがわかっている」

寒くなると、筋力や神経の伝導速度が低下するんだそう。そのため、転びやすくなるといいます。