東日本大震災の後、「復興のシンボル」として栽培が始まった仙台白菜の収穫が、宮城県東松島市で最盛期を迎えています。

宮城県東松島市の赤井地区では、「仙台白菜」の一種で、「松島純二号」と呼ばれるハクサイの収穫が最盛期を迎えています。

松島純二号は、大正時代、松島湾の浦戸諸島で誕生した伝統品種です。2025年シーズンは、雨不足や厳しい残暑の影響でサイズはやや小ぶりですが、品質は良好で、葉が柔らかく甘みが強い出来に仕上がりました。

収穫は12月10日ごろまで続きます。

やもと蔬菜組合・遠藤淳一・組合長:
「一番は鍋がおすすめ」「そんなに癖もないので浅漬け、漬物、場合によっては生で食べても」

東松島市では、被災した農家の復興のシンボルとして2011年から、塩害に強い仙台白菜の生産が始まりました。2019年には、天皇陛下の皇位継承に伴う祭祀に
献上されています。