実現すればCO₂はどのくらい削減できるのか
マツダの説明によると、CO₂削減の前提は、微細藻類や使用済み食用油などが原料のカーボンニュートラル燃料を使うこと。これでCO₂を70%から90%減らし、そのうえで回収装置を使うことでさらに20%から40%削減できます。実現すれば100%を超え、「走れば走るほどCO₂が削減できる」というわけです。
マツダ 小島岳二専務
「貯めたCO₂をどう集めるかというところに課題、ハードルがあります。我々としては2035年という形でジャパンモビリティショーでお示ししたので、できる限りそこに近い未来でそれを実現できたら」
ゴールが迫るころにはとっぷりと日が暮れていました。マツダの毛籠社長も見守ったレースは、トラブルなく無事完走。CO₂は事前の想定に近い84グラム回収できたそうで、担当者は、最初の実証実験に手応えを感じていました。マツダは今後も実験を重ね、環境への挑戦を続けていきます。














