自然素材が人気の化粧品メーカー「SHIRO」が新たな挑戦です。

北海道砂川にある工場の横に特別なレストランを21日、オープンさせます。
こだわりは「森の香り」です。

赤身が美しいシカ肉に・・新鮮なブリのカルパッチョ。
札幌から車で1時間半。
砂川市にあすオープンするレストラン「MORISHIRO(もりしろ)」です。

井元小雪記者
「天井がとっても高いですね、空間いっぱいに木の香りが広がっています」

レストランを手がけるのは、東京の化粧品メーカー「SHIRO」。

SHIROは、酒造会社から出る酒かすを使った化粧水など、本来なら捨てられてしまう素材を生かした製品開発が人気のブランドです。

レストランがあるのは、創業の地・北海道砂川市に2023年にできた「みんなの工場」の隣。

建物には森を育てるために伐採された「間伐材」が使用されています。

森へのこだわりは調理法にも…白樺などの間伐材を薪に使って、食材をグリルします。

気になる料理は、北海道産食材をメインとした6皿のコース。
食べる前には、SHIROならではの手法が…。

井元小雪記者
「ハンドクリームを塗るんですね。わっいい香り。これだけで癒されますね」

ハマナスと柑橘系のハンドクリームをまとって、コーススタート。
一品目は、愛別町のクマ肉を使った料理です。

井元小雪記者
「クマ肉初めて食べます。ごろっと肉々しい!コクがありますね、中のレンコンもシャキシャキ、臭みがないですね、クマってこういう味がするんですね」

料理には、トドマツやハマナスなどの植物を使った調味料が使われていて、香りとともに道産食材を堪能できるのもこだわりのひとつ。

函館産のブリのカルパッチョには…。

店員
「柑橘系のミストでございます」

井元小雪記者
「ふわっと、シロップが甘いですね。そしてブリは燻されていて、木の香りがしますね」

コースには新得地鶏や愛別町のシカ肉も登場します。

SHIRO 今井浩恵会長
「純粋に森が大好きなので、森の良さというのを、あらゆるところにふんだんに込めています」

森の香りを楽しむレストラン「MORISHIRO」は、21日正午にオープンし、金曜・土曜・日曜日限定で営業します。