急な病気やケガなどで救急車を呼ぶべきか迷った際に、専門家などからアドバイスを受けられる相談電話「#7119」。2026年2月から石川県内でも開設されることになりました。

救急車の判断に迷ったら、医師や看護師に24時間相談可能

救急相談専用ダイアル「#7119」は、夜間や休日に急な病気やケガなどで救急車を呼ぶべきかや、医療機関を受診すべきか迷った場合に医師や看護師が相談に応じるシステムです。

これまでに36の都府県のほか、4つの市と町ですでに利用されていて、県は、2026年2月1日からの県内全域での導入を決めました。

県内に住むおおむね15歳以上が対象で、24時間365日、救急救命士や医師が対応し必要に応じて医療機関の紹介などを行います。

救急出動増加に対応:医療負担の軽減へ

県によりますと、2024年1年間の救急出動件数は5万8424件で直近10年で1.4倍に増えているほか、切り傷や発熱など軽い症状により搬送が不要となった事案も、10年間でおよそ2.5倍となっています。

県は消防・医療機関の負担軽減と質の向上に努めるとともに、より緊急の場合は119番の利用を呼び掛けるとしています。