高齢化社会が進む中、亡くなった家族の持ち物を整理する「遺品整理サービス」の需要が高まっています。しかし、「高額な追加料金を請求された」「大切な形見を勝手に捨てられた」といったトラブルが後を絶ちません。国民生活センターは、遺品整理に関するトラブル事例を公表し、消費者に慎重な事業者選びを呼びかけています。

遺品整理は精神的にも負担がかかる作業ですが、そこに追い打ちをかけるような事例が報告されています。

【事例1】:話が違う!作業後に高額請求

亡父の遺品整理のため、ネットで見つけた回収事業者に依頼。電話では「20万円ぐらい」と聞いていたが、作業終了後に「30万円」と請求された。見積書はもらっていなかった。(60歳代)