岩手県内でクマ被害が相次いでいることを受けて、花巻市で20日クマの隠れ場所になりやすい河川敷の草木を踏み倒す作業が行われました。

(記者リポート)
「ブルドーザーでススキなどの草木を踏み倒す作業が行われています。踏み倒された草木は、このように地面にぺったりと倒れています」

作業が行われたのは、花巻市の中心部を流れる北上川沿いの河川敷です。
20日は岩手河川国道事務所の職員が重機を使って、およそ7000平方メートルの範囲に生えたススキやヤナギなどの草木を踏み倒しました。

このエリアではこれまで草木の刈り取りが行われてきましたが、すぐに伸びてしまうため、7月に草木を踏み倒す方法に切り替えていて、作業は今回が2回目です。
住宅街にも近いこちらの河川敷ではクマの目撃が相次いでいて、伸びた草木がクマの隠れ場所になりやすいことから、市が草木の除去の要望を続けていました。

(岩手河川国道事務所 土田昭夫副所長)
「地元自治体のクマの対策との連携も視野に入れながら取り組んでいければ」

県内では20日、盛岡市の高松4丁目にあるリンゴ畑で、収穫してケースに入れられていたリンゴをクマに食べられる被害が発生していて影響が続いています。














